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いつか必ず [合唱]

「マタイ受難曲」本番が終わりました。
何をもって完成したと言えるのか、どこまでいけば答えに辿り着けるのか。
歌唱力、作品理解、ペース配分、発語と発音、練習計画、演奏会じたいのアレンジ…
越えるべきハードルのあまりに多い作品、ぜんぜん満足いってません。
でも、そんな大曲に巡り合い、挑戦できたのは本当に幸せな体験でした。
何度でも取り組みたい作品です。絶対にまた歌うんだ。
次に歌うときは、今よりもっと良い歌い手になっていたいです。

ご来場くださった皆様、共演の皆様ありがとうございました。
そして…ありがとうセバスチャン。



ちょっと嬉しかったこと。
ベーレンライターの楽譜にジュースこぼさなかったの何年ぶりだろう。すごい達成感。
「ヨハネ」も「ロ短調ミサ」もバリバリなのに「マタイ」は無傷です。よかった~
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飛べ [合唱]

「マタイ」のゲネプロ終えました
なんだかんだで歌っている間は痺れるほど楽しい
でも歌い終わると、不安で怖くて震えがきます

歌い切ったとは思わない
答えを見つけられたとも思わない
でも…私には歌があるんだと再認識しました

こんなふうに悩んだり迷ったりしながら
私はこれからも歌っていくんだろうなあ
…そう思えただけでもう大丈夫な気がします

良い歌を歌いたいと思います
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平常心 [合唱]

趣味で歌わせていただいている分際で言ってはならない科白ですが…
マジ苦しい。20年の合唱人生でも初めてではないかと思うくらい苦しい。

昨夜、「マタイ」を管弦楽と合わせました。
正直…こんなもんにしかならないのかとガックリ。
自分の声が見えない。自分の歌い方が見えない。合唱としての形も見えない。
途中、何度もくじけそうになりながらどうにか最後まで歌い切りました。終始テンパってました。

あの大きな作品と正面から向き合ってきたつもりだったのに、足りなかったのかなあ。
足りないとすれば何が足りないんだろう。オケ合わせでテンパることなど滅多にないのに。
こんな気分で本番に臨むのは初めてです。しかも急に寒くなって体調も不安だし。

しかし泣いても笑っても週末が本番。振り返らず立ち止まらず、平常心で進まねば。
歌の神様。どうか私に勇気をください。あと平常心もください。

迷走中 [合唱]

最終曲って絶対に歌い上げる曲じゃないよね!
もっと理性で歌ったほうが良いよね! 確信ないけどね!
最終曲どう歌ったら良いか分からないと冒頭合唱も見えなくなるね!

…やっぱ「マタイ」分からん。バッハに会って問い質せたら良いのに。
今日はついに練習中にめまいを起こして倒れてしまいました。
重傷です。仕上がるのでしょうか。
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歌おう [合唱]

私には歌しかない
…などということは決してない
歌の神様がいたとしても
私には一度も微笑んでくださったことがない

でも歌を取り上げられたら
私はきっと絶望で身動きが取れなくなる

どう歌って良いのか分からなくなったら
とにかく探すしかないんだと思う
一音一音に真剣勝負で向き合うしかないんだと思う

…と、いうわけで「マタイ」集中強化月間です
歌えば歌うほど袋小路に迷い込む日々
つくづく挑戦しがいのある作品だわ~
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バッハはなぜ [合唱]

「マタイ受難曲」の最後をこんなエモーショナルな曲にしたんだろう。
歌う側からも聴く側からも冷静な判断力を奪う情感的な音楽。
絶対に冷静に歌ったほうが響くんだけど。感情が先に行ってしまう。
こんなにも感情を解放して作曲したバッハ。
「マタイ」が名曲とされる理由も恐らくそこにあるんだろうけれど。
でも。何があったんだろう…

これってつまり…スランプですかね。
どう歌ったら良いのか、ちょっと見えなくなってます。
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歌う、食べる、寝る [合唱]

土・日・月と合唱団の合宿に行ってきました。
体調を崩してのブランクを挟み、復帰後初の合宿。
ふだんの合宿よりも夜ごはんスタートが1時間半も遅いという
ハードな練習スケジュール、正直言って歌い通せるか心配でしたが、
身体や喉と対話しながら歌い、無事に楽しく終えることができました。

バッハの「マタイ受難曲」、とにかく難しい作品です。
曲のレベルが高いというよりも(←それもある)、その世界観に深く入っていかないと歌えない、
自分を試されているような気分になる作品。かといって感情に流されては歌い切れない。
それでも合宿の最後に全曲を通した際には感極まってしまいました。マジ名作です。

帰宅後、NHKで爆笑問題が東京藝術大学を訪ねるという番組を見ました。
最後の学生たちとの公開討論は圧巻でした。
表現すること、相手に伝わること、誰にも伝わらないかもしれないこと。
自分の表現が消費されること。ずっと後の時代の人が何か感じてくれるかもしれないこと。
アマ演奏家としても考えさせられることの多いディスカッションだったと同時に、
皆すごくしっかりモノを考え、本気で芸術やってるんだなあ、と嬉しくもなりました。

合宿中は歌って食べて寝るだけの生活。何物をも生産しない、でも何かが確実に生まれている刺激的な日々です。
でもサラリーマンシンガーとしては歌のことだけ考えていれば良いわけではなくて(これは職業音楽家でも同じだと思う)
そんな日常の中で、悔しいけど歌が非日常な私に、バッハが魂を注いで紡ぎ出した受難の物語をどこまで歌い上げられるのか。
あーまた大いに悩み葛藤する日々が始まるのか…と、遅まきながらエンジンかけてます。
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青葉若葉に風薫る [合唱]

5月!! いつの間に!!
爽やかな季節になりました。新緑もきれいだし風が気持ちいい。

連休返上で3日間の合唱ワークショップに参加してきました。
スタミナ的にきつかったけど行ってよかった。
ざっと半年は歌っておらず、復帰後もかなり半端な発声のまま不安な状態で歌っていた私には大変ためになる練習でした。力の入らない声の出し方に始まり、歌詞と旋律の関係、メリスマ、ピッチ、和声、分かって歌うこと、などなど基礎から叩き直してもらった感じです。
何よりの収穫は「歌う喜び」ということかな。長いブランクで自分がどれだけ歌を好きだったかすら正直よく分からなくなっていたのが、ああやっぱり歌っていいな、やめられないな、と心の底から感じた3日間でした。
抜き出し練とかフーガ部分の和音の確認とか、とにかく退屈で根気がないとやってられない練習も、あとから通してみて音楽が全く洗練されて聞こえてくると達成感あるし、列ごとにアンサンブルしてお互いに聴きあう練習などもあり、しかも各々の練習がどんな意味を持つのかも説明していただけたり(これがワークショップの醍醐味)。古今の名曲を、あれこれしんどい思いをしながら仕上げていく過程やその先にある楽しさ、ただ楽しく歌うのでは味わえない心の満腹感。合唱ピープルがこの世界から足を洗うに洗えない、このジャンルの抗いがたい魅力に触れることができました。
あとやっぱり、バッハはタダモノではない、ということも痛感。超えても超えてもカベとして立ちはだかるし、求められる歌唱能力は高いし、仕上がったときの喜びもハンパないし。いろんな意味でお父さんだなと思う。

いかにも合唱マニア! って感じの他団体の皆さんと刺激的かつ濃い時間を過ごしました。
主催者さんいわく「最もハッピーな連休の過ごしかた」でした。
ドイツから来てくださった講師のSさん、通訳のMさんほか、皆どうもありがとう!
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辛い復帰戦 [合唱]

星組東京公演「スカーレット・ピンパーネル」が私的大興奮のうちに幕を閉じ、
早いとこ総括などしなければと思っていたところへ何なのだこの忙しさは!!!
たぶん会社でお仕事しているより朝晩のほうが必死に動いていると思います。

長いこと溜めこんでいた翻訳のお仕事の納品で寝不足フラフラの状態で、
演奏会の受付係を引き受けたら想定外のハードさで(千客万来ありがとう!)、
そしてその翌日は朝から知人のご紹介で結婚式のBGMをさせていただき、
どさくさに紛れて半年以上お休みしていた歌への復帰となりました。
事前にお願いしていた方のピンチヒッターだったらしく、お声をかけていただいたのが2日前、
そこから夜鍋で伴奏の練習、行ってみたら5人で4パート+伴奏のマジ小編成で動揺。ひょえ~

お正月から本当に歌っていなくて、他人の歌も聴きたくない状態が続いて、
(宝塚は観て平気だったから、大したことないんだろうけれど…)
まるっきり歌というものが自分から剥がれ落ちてしまうという、
人生において経験したことのない状態で過ごしてきました。
自分にとって歌とは何か、…とか以前に自分の声がどんなだったかすら忘却していた。

…なんて状態のところへガチでパートソロで復帰って。荒療治。
まあでも、よく分かんないけど列席者の皆様には楽しんでいただけたようで、
自分自身も、グループとしても楽しく音楽させていただけて、
初顔合わせのアンサンブルだったのにお話も楽しく、良い週末でした。
しばらくぶりの歌、これくらいハードな戻りかたのほうが、様子見るよりいいかもしれない。

合唱活動にも月曜日から復帰、のっけから電柱(五線譜よりもずっと高い音)が
ポンポン出てくるメンデルスゾーンの譜読みに参加してきました。
指導者に「メンデルスゾーンという人を分かったほうがいい」と指摘される分かってなさのまま、
力任せに歌ってたら予想通り、喉を嗄らしてしまいましたー

今日は起きた時から喉が痛いです。きのう練習後に飲まなかったのは正解だったかも。
高い音は「当てる」感覚が何となく残っているので、だんだんに声帯を慣らしていきたいです。
初心に戻って歌う喜びを味わいつつ、ちゃんと発声のほうも戻していきたいと思います。

結局この半年のブランクが私にとって何だったのか。
その答えは、よく分からないです。
歌がなくてもどうにかなっていたような、大事な何かを取り逃がしていたような。
そんなことどうでもよくて、これからも自分なりに歌っていくだけです。
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喉よ [合唱]

オーバーワークのサインの現れる場所が、口唇ヘルペスから帯状疱疹プラス喉の炎症へと
シフトしたこの春。数週間前から慢性的な喉のただれ、気管の炎症に悩まされてます。
夕方になると電話対応も不安なほど声がかれてきて、週末になると咳が止まらなくなる。

体に無理をさせたらダメだなーと思う一方、
どうしてよりにもよって喉なんだろう、と考えると絶望的な気分になります。
物心ついたときから、ずっとそこにあった、歌という存在。
精神的に歌から遠ざかることはあっても、
ここまで長期間にわたって歌えないコンディションになったことはなく、
今にも自暴自棄になりそうなのをギリギリ堪えています。

のびのび楽しく歌っている人を見ると羨ましいやら恨めしいやら。
事故なく歌い続けられることがどんなに幸福なことか、教えてあげたいです。
このごろ改めて歌が楽しく、いろんな歌を歌いたい、もっと上手になりたい
という気持ちが強くなってきたところだったのに。
このままずっとこの症状が続いて歌えない体になってしまったら。
あーもう考えただけでぞっとする。

もっと週末はあちこち出かけたりしたいし、
仕事も体調なんか気にせずバリバリやりたいのに、
無理できないのも何だか損した気分。

喉よ、私の喉。
喉があるから、私がある。
歌があるから、私は生きる。
大袈裟じゃなくそう思うから、早くよくなってくれたまへ。
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