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歌う、食べる、寝る [合唱]

土・日・月と合唱団の合宿に行ってきました。
体調を崩してのブランクを挟み、復帰後初の合宿。
ふだんの合宿よりも夜ごはんスタートが1時間半も遅いという
ハードな練習スケジュール、正直言って歌い通せるか心配でしたが、
身体や喉と対話しながら歌い、無事に楽しく終えることができました。

バッハの「マタイ受難曲」、とにかく難しい作品です。
曲のレベルが高いというよりも(←それもある)、その世界観に深く入っていかないと歌えない、
自分を試されているような気分になる作品。かといって感情に流されては歌い切れない。
それでも合宿の最後に全曲を通した際には感極まってしまいました。マジ名作です。

帰宅後、NHKで爆笑問題が東京藝術大学を訪ねるという番組を見ました。
最後の学生たちとの公開討論は圧巻でした。
表現すること、相手に伝わること、誰にも伝わらないかもしれないこと。
自分の表現が消費されること。ずっと後の時代の人が何か感じてくれるかもしれないこと。
アマ演奏家としても考えさせられることの多いディスカッションだったと同時に、
皆すごくしっかりモノを考え、本気で芸術やってるんだなあ、と嬉しくもなりました。

合宿中は歌って食べて寝るだけの生活。何物をも生産しない、でも何かが確実に生まれている刺激的な日々です。
でもサラリーマンシンガーとしては歌のことだけ考えていれば良いわけではなくて(これは職業音楽家でも同じだと思う)
そんな日常の中で、悔しいけど歌が非日常な私に、バッハが魂を注いで紡ぎ出した受難の物語をどこまで歌い上げられるのか。
あーまた大いに悩み葛藤する日々が始まるのか…と、遅まきながらエンジンかけてます。
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