上を向いて笑おう

旧・東京宝塚劇場の上層階ロビーにある窓から、最後の記者会見に臨む紫苑ゆうさんが、外で楽屋出を待つファンに向かって、身を乗り出して手を振り、投げチューをしてくれた。20年前の今日、雨の日。立ち尽くして、その方角を見上げていた。

「もう舞台には立たない」と宣言していたから、これが最後の思い出。これから先、苦しいことがあったら顔をこの角度に上げよう、そしてこの光景を思い出そう。本気でそう思っていた。

思い出をつくれる最後の日だと思っていた。ゴールが決まったからには、その期間の思い出だけで残りの人生もずっと力をもらえるように、濃厚で美しい思い出だけをたくさん積み重ねよう。10年後、20年後に振り返って笑えるような日々にしよう。

担任の先生が「何があったの」と驚くくらい学校の成績もぐんぐん伸びたし、顧問の先生が引くくらい部活にも熱中したし、毎日とにかく何をしていても幸せだった。



笑わなくちゃ、乗り越えなくちゃ、と思う局面には今でも、顔を斜め上に向けてあの光景を思い出します。
20年たった今でも、あの日のあの瞬間と、全力で駆け抜けた日々が自分を励ましてくれます。
最高に美しい思い出をもらいました。


そして、そこからの20年間も、（悩ましくも）最高に幸せなファン人生を与えてもらいました。

歳を重ねて自分も周りの環境も変わる中で、あの駆け抜けた日々の思い出と、毎年の「再会」と、折り重なるように起こる奇跡の数々がどれだけ励みになったことか。入り待ちしたり場所取りしたり、泣いたり爆笑したり、新たな欲が出てきてしまったり。

どんな趣味を持つよりもぶっちぎりで幸せでした。
どんな言葉を尽くしても表現しきれません。
紫苑ゆうさんのファンやってて本当に良かったです。



今日も紫苑ゆうさんが幸せでありますように。

そして、これから卒業を迎える生徒さんとそのファンの方々にも、最高に美しい物語が紡がれますように。

再会パート15・細かくツボだったところ

（順不同）
・冒頭のトーク、後半ちょっと皆でポカンとしたものの（内容はヒミツ）こちらが喜ぶ（ウケる!?）ネタを必死に考えて準備していただけたのだと思うと後からじわじわ嬉しかった。なんだかんだで大爆笑だった
・OG出演イベントにて眞帆志ぶき様に「がんばって」って言っていただけたという話
・黒のマントでサイドステージへ上がるときに見えた細～い脚。マンガかと思った
・「瞳の中の宝石」を歌い始める前にキュー出しがてら発した「いきます!!」の声が王子様だった。歌は今年も男前だった
・終盤だんだん時間が押してきて焦りだし、手元の段取りメモを見ながら「次は…シナーマン! えっどうしよう…」とステージ上で右往左往、果ては「これ時間ないからカットしましょう」と意味不明なことを言い出す普段見られないテンパりぶり
・シギちゃんとのエピソードと、あやちゃんとのエピソードがともに最高に微笑ましかったこと
・お約束! イケコのモノマネ
・個人的に日向薫さんのモノマネも好きです

その他あれこれ思い出してはみたものの、相変わらず門外不出ネタが多いですね…
しかし何よりも「再会」が開催され続けていることが現在進行形で奇跡であり、最も「ツボ」と呼ぶべき点かもしれません

人の心酔わす そは汝

連休明け出社するなり急ぎの資料作成があるのに、やっぱり余韻に浸っています。


「再会」が10回を超え、それでも毎回新鮮な感動が「戻ってきた」感とセットでくるのは、様々な行事に参加するようになり、それに伴ってファンとの関係性が常に変化してきたこともさることながら、ちょいちょい新曲が増えることにも起因するのではなかろうかと思います。

「宝塚100周年に」と歌い始めた「すみれ」を今年も聴きましたが、期せずしてこのタイミングで独唱の「すみれ」を聴ける巡り合せを、個人的に奇跡のように感じています。この人の歌う「すみれ」がすごく好き。

もともと「すみれの花咲くころ」は大好きな歌で、宝塚歌劇を象徴する歌がこの歌であるという事実も好き。でも何となくプレーンに歌う曲というイメージがある。まず劇場の1ベルがそうだし、あとは皆で揺れながら歌うことも多い。それを否定するわけではないし、そういう歌い方も本当に好きだし、そういう歌い方ができる「すみれ」が好きなのですが、でもだからこそ、シメさんの「すみれ」を聴いたときの衝撃はやばかった。

芝居の一場面みたいで。しかもその作品を私は過去に観たことがあるような気までしてしまって。さらに言うとその作品は宝塚でずっと大切に上演され続けている代表作であるかのような気にさせられる。ちゃんと設定ができていて、どんな経緯で「悩みしあの日のころ」だったのか、「忘れな君」との恋をなぜ「我らの」と形容してしまうのか、聴く人によって解釈は違うかもしれないですが、とにかく聴いているとモリモリと想像が膨らむのです。

「歌詞にガーッと入っちゃうタイプなので」と仰ってましたが、聴き慣れたはずの、そして誰もが歌い慣れているはずの「すみれ」でこんな新しい発見があるというのが、この人の歌をずっと聴いていたいと思わせる要因のひとつなのだと思います。

聴くたびに新たな発見のある「すみれ」もまた、宝塚歌劇の宝物なのでしょう。いろんな場面で、いろんな人の「すみれ」をこれからもっと聴いてみたいという気にもさせられます。

15年目の再会

紫苑ゆう「再会」セットリストいきまーす
（※2014/11/25訂正・最新版）

ラ・カンタータ
《長いトーク》
蒼いくちづけ～ノスフェラチュ
心のひとオスカル
闇が広がる
《衣装替え》
瞳の中の宝石
うたかたの恋
愛!
ジャンプ・オリエント
シナーマン
すみれの花咲くころ
愛の旅立ち

なんか…あまり自信ない。でも11曲あるから多分これで合ってるハズ。
前半のトークが長めで後半押したため超高速で進行したものの、いざ歌い始めると歌詞がズシズシと伝わる歌いっぷりで、さすがでした。

15年続く行事って、よく考えたらすごいことなのかもしれない。「再会」がもたらした心境の変化や奇跡、出会いも多くあったし、これからも何が起こるか楽しみにし続けたいイベントです。あー楽しかった!!

では今から余韻に浸ることにします。おやすみなさい…

おはよう神戸

前から気になっていた山側のお部屋に前泊しました。

ホテルの従業員さんに何度か英語で話しかけられた。
もう慣れてるけど…訪日外国人が増えて受入側の意識も変わってきたということでしょうか。負けずに英語の勉強道具を持ち込んでおります。

夜は「再会」です。かれこれ15回。懲りない面々です。今夜も大騒ぎ♪

そして追い打ちもやってきた

公式サイトも早々に更新され、毎度のことながら仕事早いな～などとと呑気にスクロールしていたら、嬉しい写真が目一杯でえらいことになっていた

そして、たわむれに「訪問者メッセージ」で感想を送ってみたところ、おまけ画像がこれまたえらいことだった…

どぎまぎ…

今年も余韻がやってきた

ただ幸せをもらっただけならば
こんなに曲がぐるぐる回ることはない

ただステージが素晴らしかっただけならば
こんなに幸せに浸ることはない

いかんせん両方なんだもんな～～は～幸せ♪

紫苑ゆうさんの本気ステージを観たあとの数日間は毎回こんな感じ
2009年バウホールのリサイタルで久々に起こった現象。そしてまだ慣れない…
（そういう点でやはり「再会」は同じようで違う性質のものなのだろうと思う）
（「再会」も余韻は来るけど舞台のそれとちょっと違う）
（「再会」はどちらかと言うと一緒になって楽しんでいる感じ、舞台は本領発揮というか）
（やっぱり舞台が好きなんだろうし、こっちも舞台に乗っている状態を観るのが好きなんだろうし）
（でも「再会」が欠けたらムリ、という意味で「再会」は特別なイベントなんだろうな…）


ハイ、仕事仕事!!

薔薇の面影

と名付けられた昨晩のデザートに刺さっていたサーベルです
※プラスチック製、持ち帰り可

誰が思い付いたんだろう…

素晴らしいデザートで、あちこちのテーブルから歓声が上がっていました

企画力、プロジェクト推進力、スタッフを巻き込む能力
その芯になるところに、シメさんの場合は「愛」がどでーんと据わっているのだろうな、と胸が熱くなりました


で、追記

2日めの今晩、また違うデザートだったらしい!! ひょえー

幸せな日曜

紫苑ファンは紫苑ゆうさんに愛されているんだなあ

…と改めて痛感しております。ああ幸せな夜だった

2日間公演だったことを失念しておりました、昨晩お出ししたセットリストは一旦お蔵入りです（終了後再掲しました）

今朝も何だかとっても幸せ。このポジティブオーラをなるべく長く維持したいものです

それが昨晩あの人から預かったものだと思うから

神戸は良いお天気。雨にならないうちに帰ります。今晩ディナーシヨーに行かれる皆様も楽しまれますように

セットリスト速報【再掲】【随時更新】

紫苑ゆうディナーショー行ってきました
まだ放心状態ですが、どうにか自力で宿泊先へ戻ろうと思います

歌われた曲は以下の通り。たぶん…
追って加筆訂正します

この愛よ永遠に
愛におののく花
愛の宝石
愛!
望郷の琵琶歌
花夢幻
「Shion」冒頭曲※客席降り
コーイヌール
シナーマン
私だけに※みどりちゃんソロ
私が踊る時
ドクトルとシシィの場面
私だけにリプライズ
熱愛のボレロ
愛の旅立ち※アンコール

たっぷりの曲数だな…

衣装は…あれは新調でしょうか。黒バージョンがひたすらカッコ良かったです

あとは〜
うまく状況を説明できませんが、とりあえず今とっても幸せです。始まる前の食事から幸せになれる内容でした
前日に靴を衝動買いし、当日は神戸で髪を切り、ひたすら楽しんだイベントとなりました。ディナーショーをやろうと思ってくださったシメ様、ゲストの大鳥れいちゃん、関係者の皆様ありがとうございました。来月の「再会」まで、また良い子で頑張れそうです

おやすみなさい…