横浜と私

海が見たいな、と思うと時々みなとみらいへ行く。

中学・高校時代の通学路だった。
毎朝、電車の中から、工事中のランドマークタワーが成長していくのを眺めていた。

もうだいぶ積み上がってきたな、と思っていたころ、
紫苑ゆうさんがアキレス腱を切った。
学校は休まなかった。開業したての展望台にも昇った。

退団発表から2週間後くらい。7月のある朝。
電車から見たタワーに朝の光がぎらぎらと反射していた。

ビルが完成するのを見ながら学校に通った。
紫苑ゆうさんの舞台を観て、ドキドキしたりキュンキュンしたりしながら、
私は中学生から高校生になった。

…楽しかったなあ。
シメさんは中高時代の私に楽しい時間をくれた人。青春をくれた人だ。
良い青春をもらったから、良い大人になろう。
ふと脈絡なく、ここから年末まで泣かずに笑おうと思った。
最後まで、楽しい時間を味わい尽くそう。泣く暇なんてない。
ふとそう思った瞬間の、あの光景を、何故だかずっと忘れられずにいる。

通学路で一番存在感の大きかったランドマークタワーは、
紫苑ゆうさんの思い出と紐付いている。

宝塚で誰かが辞めることになると、ビルが朝日を浴びていた、あの光景を思い出す。
見送る全ての人に、あの瞬間が訪れるわけではないかもしれないけれど、
皆が幸せに、最後の日々を駆け抜けることができますように。
楽しい時間を味わい尽くすことができますように。思い出がいっぱいできますように。

そして、もし叶うならば、
卒業の後も美しい物語が続きますように。

リーゼントの君

十輝いりすさん6月で退団…宝塚歌劇団星組

そろそろかな、と思っていたので動揺はあまりありません。
長身にバッチリ決めた金髪のリーゼントが大好きで、オペラグラスで追うのが楽しいスターさん。
星組に通うのを楽しみにしてくれる方の一人でした。
卒業する日まで幸せに…



…って、6月!? 観に行けるのか私!!

愛を込めて

あの柚希礼音さんにも宝塚歌劇団を去る日が本当に来るもんなんだな…


いろいろと全力でぶつかってくる人というイメージでした。ダンスも歌も、愛も。

正直いつもアキレス腱を切るんじゃないかと内心ヒヤヒヤしながら見ていました。
ストイックに努力するちえちゃんに抱く感情は、「かっこいい」よりも「好き」よりも「尊敬」よりも、何故かいつも「心配」でした。お願いだから無茶しないで。
明日からはもう、そんな心配をしなくて良くなると思うと、やっぱり2015年5月10日までと2015年5月11日以降では世界が見せる姿が私にとっても別なのだなあと、とんちんかんな感慨に浸っています。

最後に作詞までして、その歌詞がまた全力にまっすぐで。鋼が打たれて強くなるように、あちこち強い力でぶつかっては鍛錬されて、この人はスターになったのだと眩しく感じました。

卒業するその瞬間まで、何でもかんでも記録と伝説になった。その気苦労はいかばかりかと思います。

愛を込めて。ファンに向けたまっすぐな歌詞が、私にも直球で響きました。
おつかれさまでした。そしてどうもありがとう。

あなたはどっち?

質問の意味がさっぱり分からない（So-net会員向けサイトより）

みんなもそんなことある?

本年最初の宝塚歌劇を昨日観劇、とても貴重なアドリブを聞けた回だったようです。ありがたや。
…みんなもそんなことある?

盗まれたものは、古今の名作の名場面と名モチーフ、そして「恥ずかしい日記」だった。
「ルパン3世」ものすごく楽しかった。やっぱり宝塚って良いな。また行こう。

本日ご卒業のともみん、お幸せに!!


【追記】
あのコスプレ紳士はツアコンさんなのか…いつかどこかでお会いしたいものです

眠らない年末

今年は何だかクリスマスが息苦しかった。終わって少しほっとしています。
学校で歌って過ごしていたクリスマスと、街角のクリスマスがどうも違う。これまで気になったことがあまりなかったのですが、やはり年齢のせいなのでしょうか。
海外の新聞記事で、シリア難民や病院を訪れる人々やら炊き出しやらのニュースを読んで、少しほっとしたのでした。クリスマスは皆のものだと思っているのですが、何だか考えさせられる日々でした。


普段の年末は仕事納め翌日から外出もせずグウタラ寝ているのですが、今日は有楽町の「宝塚歌劇100年展」へ。懐かしい詩や写真、音楽にホロリとさせられっぱなしでした。
卒業生からのメッセージ色紙。紫苑ゆうさんはほぼ唯一の金ペン使用で異彩を放って…と言いたいところですが、流石にどの方も個性的でひたむきなメッセージで、圧倒されました。


今年は本腰を入れて大掃除に取り掛かっています。長らく放置状態だったカオス空間に妥協なしの大改造を。思い立ったが吉日、適度な睡眠時間でスッキリ新年を迎えたいものです。

もう来年の話

前売りが始まる3か月も前に当日券の売り方が告知されるって…

ちえちゃんハンパないな


東京宝塚劇場 星組公演『黒豹の如く』『Dear DIAMOND!!』B席2階席16列目、および当日券の販売について http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/d6e582cb55383695701d0af884caa3b1.html

あ～もったいない

お祭りが終わったようなので告白します。

あんなに評判だった星組「ロミオとジュリエット」を遂に一度も観られませんでした。

理由としては、お仕事でバタバタしていてチケット獲得に乗り遅れたことと、
AチームBチームの整理がつかずじまいだったこととチケット争奪戦が熾烈だったことと…

…言い訳はいくらでもできますが、過ぎたものは戻ってきません。
星組の本公演を観なかったのも数年ぶりでした。本当にもったいないことをした。

もう一度言います。過ぎたものは戻ってきません。
宝塚ファンの皆さん、宝塚を観てみようかなと思っている皆さん。
こんな思いをすることのないように、ちゃんとチケットを取って劇場へ行ってください。

夏の予定

雪組・全国ツアー（8月・9月）「若き日の唄は忘れじ」「ナルシス・ノアールII」…宝塚歌劇団

何かあるたびに「無事に100周年を迎えられるのだろうか…」とはらはらさせられた歌劇団だが、
持てる者からあるだけ搾取することですいすいと乗り切るショーマンシップ（!?）は健在であった。
「ナルシス・ノアール」再演…ちょっと鳥肌たった。14歳の私にはオトナ過ぎた、けど楽しかった岡田レビュー再び。

夏の終わりはドイツ行こうと思ってたのに、予定がどんどん埋まってゆく…
梅田発・仙台着の東回り。どの劇場へ観に行けば良いのでしょう。いっそ北海道か。

曲がりかど 通り抜ければ

いつか凄い時代劇をつくる
…プログラム冊子で演出の大野先生が書いていた言葉です。

凄い時代劇って何だろう。
「若き日の唄は忘れじ」再演、幕が降りたあと考えてしまいました。


名古屋・中日劇場へ宝塚雪組公演を観に行ってきました。

しっとりと良かった。
それで十分じゃないだろうか。
なぜかずっと心に残る作品。
予備知識なしに観たのに、20年近くたった今も響き続ける言葉の数々。
幾つか改変もあったけど、変わらずにじんわりくる舞台でした。
なんかもう、いろいろ泣けた。

新トップ・えりちゃんの、話し相手に向ける優しい目に惚れ惚れしました。
いろんな作品でバクハツしてほしいな。

ショーでも大活躍なハッチ様がダンディで素敵でした。
でもどこかイタズラ好きっぽいキャラが隠し切れておらず、若干ハラハラしながらの観劇となりました。

自分用メモ