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紫苑ゆう「再会」パートXまで ブログトップ
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しばらく見ないうちに [紫苑ゆう「再会」パートXまで]

あわわ、シメさんの公式が、私の留守中に(←って、勝手にドイツ行ったんでしょ)更新されているではありませんか。
誕生日前に一度はあるだろうからチェックしなくちゃ、とは思っていたものの、そうかー旅行中に更新されていたか。しかも今年の「再会」の日程まで発表されているという…これが発表されると春だなあと思うのですが、そうかーもうそんな時期か(←帰国したてでまだボンヤリしてます…っていうか寝てないのね)。
メッセージは相変わらず脈絡なくテンション高く、写真コーナーは本人ではなくブタの写真になっておりました。どんどん自由になっていくなーこの人。トップページの写真はこともあろうに袖なしだよ。ついて行くほうのファンの立場としては、変幻自在かつ天衣無縫かつ支離滅裂なところがツボなんですわ。いつも楽しみにしているオマケ写真もはっちゃけててステキでした。う~ん、シメさん最高。

昨年末の「再会」報告とずいぶんスタンスが違わないか? とお思いのそこのアナタ。チッチッチッ。この二面性こそが紫苑ファンであることの醍醐味なのです(私的には)。
お仕事(というか宝塚)には一途で夢中、でもオフは新しモノ好きでミーハー、というこの方のキャラにブンブン振り回されながら、一緒になって泣いたり笑ったり、現役時代を思い出してちょっぴりノスタルジックになったりする日々が、本当に宝石みたいにキラキラしていて、貴重で、私は大好きだし、なんだかんだで今の生活に欠かせない要素だったりするのです。


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心はいつも…再会レポート3 [紫苑ゆう「再会」パートXまで]

もう「再会」から一週間が過ぎてしまいました。時間がたって興奮はさすがに醒めるものの、「再会」が終わるといよいよ年末、という感じで心身ともにスイッチが入ります。
さて、レポート歌編。土曜日のうちにアップする予定だったのですが、結婚式から戻ってみるとホンヤク依頼のメールが。夕方から歌の練習もあり、結局日付が変わるまで辞書と仲良く夜更かし。久々に自宅でゆっくりできる日曜もグウタラすごし、やっと復活です。ほな、いきまっせ。

♪ラ・カンタータ
会場の照明が落ち、いよいよシメさん登場! 前奏の長いピアノソロが鳴り始めると「おお、この曲」と反応する客席。イントロで分かるだなんて、さすがです。反応の鈍い私も、カデンツが鳴ってドラムが入ったくらいでやっとこさ合流。「ラ・カンタータ」はシメさんの引退公演だった同名のショーの主題歌。主題歌を覚えやすい岡田作品にしては歌詞が多く、ややこしくて私は歌えません。シメさんの声は相変わらず野太くてよく伸びます。狭い通路をクネクネと練り歩きながら、ギャーギャー騒ぐ客席に遮られながら場内を一周してステージへ。歌い上げる系の曲ではないけれど、優しくていい歌声です。

♪結ばれぬ愛
♪黒き薔薇
今年のトピック「ベルばら」再演に因んで、この2曲。写真写りにあまり自信のなかった(本人談)シメさんも、「ベルばら」のフェルゼンだけは自分でも美しいと思っているそう。確かにオスカルとか目がいっちゃってるんだけど、それもまた原作に近いというか真に迫るものがあって私は好きだったです。思い入れたっぷりの「結ばれぬ愛」は、北欧出身のフェルゼンには似つかわしくなく濃厚な歌いっぷりでした。そういえば観た人によると(私はまだファンじゃなかったので観たことないのです)おっかないフェルゼンだったそうで、フェルゼンに密かに想いを寄せるオスカルの持って回った告白を一刀両断、すごい目つきだったとか。「黒き薔薇」はサヨナラショーでも歌われた曲。緑の総スパン、体型にピッタリした全身タイツ衣装に妖しいヅラ。主要な濃い系の男役さんたちに取り巻かれつつド迫力の流し目で歌ってた。当時これを映像で見て、宝塚スター・紫苑ゆうさんにまた惚れてしまった記憶があります。トップになってからのシメさんの役柄とはまた違ったイメージの曲で、ゾクゾクするほど好きだったので、この曲が聴けて本当に嬉しかったです。大感激でした。

♪心はいつも
これも聴きたかった曲のひとつ。カゲソロをバックにデュエットダンスを踊っている場面のほうが印象に残っていますが、やはりアキレス腱断裂での休演からの復帰公演でしかも素足のダンスだったし、歌詞もショーのイメージにぴったり合って気持ちよかった。私事、密かに無謀にも「結婚式で歌ってもらいたい曲」として用意してあります。
  心はいつも 見えないけれど
  心はいつも 届かないけど
  伝え合うそのときから 全てがはじまる
最近の、特に若者の間で起きている事件に心を痛めているそう。実際にシメさんも学校でいじめを体験したことがあるとのことで、「イヤ、大したことじゃないんですけどね…」といって告白したその話、なかなかどうして大したことありましたよ。メッセージソングとしての歌。えてして年に一度しか聴けないナマ歌と思うと落ち着いて聴けなかったりしますが、目を閉じて聴いていると、かみ締めるように歌われた言葉がジーンと伝わってきます。希望を持って生きていれば、きっといいことがある。願いはいつか叶う。イヤなことがあっても決して死のうとか思っちゃダメ。宝塚歌劇のことだけじゃなく、社会で起こっていることにも意見を持ち、何かしたいと思っているポジティブさも伝わってきました。

♪哀しみのコルドバ
シメさんが3番手だったころの作品。えっとー、どんな話だったかな。主題歌は難しい歌で、シメさん曰く「あの歌の上手な峰さんが顔を真っ赤にして歌ってた曲」。初めて聴く曲でしたが確かに難しそう。ところで「再会」には、古くからのコアなファンから、退団後にビデオを見てファンになったという方まで多種多様の参加者が集まります。中には、シメさんの退団で全てが終わっちゃったから、と「再会」には来ない人もいるそうなのですが、私は退団のとき、何だかこの人にまた会えるような、根拠のない確信があったんですねー。芸能界入りもしないから、下手したら消息すら全く分からないままかもしれなかったのに(実際に1か月後の大震災では情報がなくて焦りました)。いろんな世代のファンのみなさんと、一緒に舞台に立っていたOGの方々、教え子である現役の生徒さんたちと一緒に、宝塚の古今の名曲を堪能できるって何だかいいイベントです。

♪うたかたの恋
三択クイズ大会での勝利チームになったテーブルの横で歌います。「また再演してますけど、作品や役に対する思い入れは誰にも負けませんっ!」と絶叫。当て書きじゃないのに本当にうっとりするくらいピッタリだったあの作品。個人的には、作品としても素晴らしいから、お蔵入りにせず、機会があるごとに上演してもいいんじゃないかと最近は思っております。ま、蔵から出してきたのがシメさんだし。この曲、実はデュエットなのですが、「マリー(相手役)部分は皆さんが歌ってください」というパターンが多く、参加者も慣れたもんです。今回は黙って聴いていたのですが、皆さんきちんと歌いこなせてらっしゃる。さすが紫苑ファンです。

♪王家に捧ぐ歌
世界に平和を。時代から時代へと誇れる世の中を。これも観たことない作品。この秋に退団したワタルくんの、トップお披露目作品の主題歌です。「宝塚らしい曲なので、頑張って歌います、聴いてください」と。確かにダイナミックでワタルくんっぽくて、宝塚らしくていい歌ですね。私が宝塚の舞台を観ていなかった時期にも、見逃してもったいなかった作品や、聞き逃して惜しかった歌がワンサカ生まれていたんだろうなあ。ところで途中、同じ歌詞を2回歌っちゃったようで、歌い終わってから「ん? ん?」と思い返し、該当部分のみアカペラで歌い直し。自分の歌じゃないと不安だそうです。それって現役時代、自分の歌をいかに歌い込んでいたかってことですよね。すごいものを聴かせてもらっていたのだと改めて実感。

♪熱愛のボレロ
私としてはこの歌を再演されたことのほうが傷は大きいです。シメさんの引退公演での歌だし、それこそオリジナルがシメさんだから。赤面モノの歌詞も、シメさんだからオッケーだったわけで。細かいですが、ステージ上でこの歌を歌う際のシメさんの立ち姿が…。片脚に体重かけてみたり、遠くを見つめてみたり、はあ~、ステキでした。うっとり。

♪ジャンプ・オリエント
今年もやります。1,200人の集団ダンス。この歌のサビ部分で、実際のショーでの振り付けどおり(…と思っていたら数年前にOG貴柳さまより「ちょっと違います」とのご指摘を受けました)、客席全員が踊るというアトラクション。こちらも皆さん慣れたもので、サビ近くなるとザッ! と起立して踊り出すのです。なんかもう、カラダが勝手に動いちゃってるだけなのですが、自宅でこのCDを聴いたらやっぱり踊っちゃうのかなー。シメさんによると、「これ、ステージ上から見せてあげたい。すごい迫力!」だそうで。そうでしょうねえ。

♪愛の祈り
そんなこんなで、365日ぶんの1時間半はあっという間に過ぎていきます。ここからの一年間、元気で過ごせるわ、っていうくらいの元気をもらえたような、それでもお別れが名残惜しいような。だんだんにシメさんのトークもとりとめのない話になっていくのが切ない。でも、こんなふうに年に一度、一緒の時を過ごすことができる幸せをお互いにかみ締めて、惜しみつつ「再会」は終了となります。退場前に客席を回りながら「愛の祈り」。「まだ握手しに行ってないテーブル、どこですか?」との質問に、全テーブルから「ハイ! ハイ!」と挙手の嵐。なりふり構わないファンたちと、それでも時間の許す限りテーブルを回ってくださるシメさん。ああ、本当に終わっちゃう…。
  あなたが夢みて愛した花 あなたの心に咲く
  あなたが夢から覚めた時も 花の香りは変らず
  どうかあなたが 愛のために悲しまないよう祈る
え~ん、悲しいよ、また一年間も会えないだなんて。でも祈ってもらえているから笑顔でがんばるんだ。
最後は裏に引っ込んでから、お約束のアンコール拍手で小躍りしながら再登場、投げチューを残し、横歩きしながら「さようなら~」と去っていかれたシメさん。今年も楽しい時間をありがとうございました。来年の「再会」を楽しみに…。

最後までお付き合いくださった方(いるかなあ?)、ありがとうございました。報告でした。
因みに録音も撮影もしてないし、メモも取っていなかったので正確性に欠ける部分もあるかと思いますが、そこはご容赦くださいませ。

<その他の記事>
レポート0(速報)レポート1(感慨)レポート2(トーク)

[続報]公式サイトにご本人のメッセージが載りました。なななんと、「再会」から帰ったらワタルくんとバッタリ会ったとか(←マンション同じ)。目に見えない力ってすごい、と感激されてますが、もしやワタルくん、待ち伏せしてた?


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オカンとボクと…再会レポート2 [紫苑ゆう「再会」パートXまで]

ホテルオークラ神戸、平安の間。会場に入ると、もうギューギュー詰めにテーブルとイスが並んでます。10人テーブルが100以上。通路が狭くて通り抜けるのにもひと苦労…。以前は1テーブル11人だったから、通路には余裕があったけど食事するのにはちょい窮屈だったことも。まあ良し悪しですかね。資料によると着席してのパーティー収容人員は1,400人だとか。ステージがスペース食ってるにしても、まだまだいけるわ。入口近くには、一昨年インタビューを流していただいたNHKスペシャルのスタッフご一同様より、恒例の御花の差入れが。ここで写真を撮る人、花を引っこ抜いて帰る人(←次回からは遠慮しましょう)などなど、皆さんもう慣れたもんです。
17:30、食事スタート。見回すと女の人ばっかし。今さら驚かないけれど、やっぱりヘンな集団です。お互いにちょっと引き気味なまま食べ始めますが、これが「再会」が終わってみると何の違和感もなく不思議な一体感を醸し出すから面白い。
食後のデザート、コーヒーが下げられると照明が落ち、アナウンスがあってついにシメさん登場!! 今年のお衣装は昨年に引き続き白のブラウスに紺色で細身のベルベットパンツ。どちらにもキラキラがいっぱいついてて、手足の細長さが強調されて素敵! 舞台化粧に金髪、カンペキなリーゼントで後方より歌いながら登場、…と、なるのですが大抵は途中でキャイキャイ騒ぐ参加者に遮られてほとんど歌えないままに前方の舞台へ。フツーに宝塚の男役さんだし、フツーに紫苑ゆうさんだし。テンション・血圧とも一気に上昇。
ご挨拶、乾杯のあと、いよいよ近況報告です。今回はトーク中心にご報告します。

☆今年の宝塚トピック
・愛する後輩、湖月わたるくんの退団。一緒に舞台で頑張ってきた戦友が辞めていくのが、ひとつの時代が終わるみたいで寂しかったそう。新人公演でシメさんの役を演じたワタルくん。シメさん最後のリサイタル、緊張感とボルテージ最高の舞台で花道を飾ってくれたワタルくん。仕事が重なっても「シメさんを見て育ちましたから」と文句ひとつ言わずに引き受けていたというワタルくん(何年かして今の若手さんたちが、「ワタルさんを見て育ちましたから」って言うようになるんだろうなあ…)。サヨナラ公演は、自分の退団時を思い出したこともあり感慨無量で大泣きし、終わってもなかなか席を立てなかったんだとか。「星組に戻ってきて退団、っていうのも嬉しかった~」って、ほとんどファン目線。でも思ったけど、このファンの目線ってすごく大事だと思う。特定の組へのこだわりとか、辞め方や役のつき方に対する意見とか、劇団の側に所属する人間だからこそ、マネジメントっぽい目線じゃなく、ファンがどんなふうに思うだろうかって考える想像力を持っていることは貴重なんじゃないかと思います。
・そして何はなくとも、東宝ベルばら集団観劇。年始のイベントでネッシー(日向薫)さんが、「東京公演を紫苑ゆうと観に行きます」とかポロッと言ってしまったのがことの始まり。この二人の関係、相変わらずです。じゃあご一緒させていただきます、と返事していたところ、「シギ(毬藻えり)も誘ったから」との連絡が。じゃあこっちも相手役を、と白城あやかちゃんを誘って4人で出かけたところ、たまたま同じ回をマリコ(麻路さき←因みにブラジル在住)とみっき(ちあきしん)も観に来ており、往年の(って自分で言うかよ、と自己ツッコミ)フェルゼン、アントワネット、アンドレ、オスカルが勢揃いしたのでありました。ところで私事、hilde_nana_もこの回、2階席のけっこう後ろのほうで観劇してまして、休憩時間とかモロ中学時代に戻って劇場内をウロウロ、ドキドキしておったのですが、その姿を全く確認できず。同行した親友(日向ファン)が、2部開始直前、4人が着席する際に、「あの金髪、そうじゃない?」と指摘した以外、まるっきりニアミスで悔いの残るひと晩でありました。でも「往年」の時代に一緒にファンやってた親友と、そのころのスターさんたちと、星組ベルばらを観る日が来るだなんて、なんとも不思議な巡り合わせを感じて嬉しかった。終演後は劇場近くの宴会場にて同窓会、久々に楽しく盛り上がったそうです(因みに出待ちも失敗)。それにしてもアヤちゃんはお子が4人とか。それが一番ビックリだったかも。

☆はまっているものと、その2年後
・「再会」で発表される、シメさんがはまっているもの。たいてい「???」というリアクションしか得られず、帰京後にググる羽目になるのですが、それが何故だか2年後くらいに大ブレイクする法則。これまでの実績としては「た~らこ~♪」の歌とかニンテンドーDSとか。マーケティングの人が「再会」に来たらいいのに、との意見もあるとかないとか。しかし退団後すっかりテレビっ子になったなー、この人。現役中はオリンピックがあったのも気づかず、キムタクすら知らなかった伝説の持ち主なのに。で見始めたらこのマーケティング力でしょ。感性とかアンテナとか、やはり普通の人と違うんでしょうか。
・んで、今回のはまりモノは、パワーストーンと「モンテセラピー」という整体みたいなやつ。モンテセラピーは認知度が低く、またもや「???」。得意気にひたすら「来まっせ~、来まっせ~」とやってるシメさん。後日ググってみたところ、けっこうあるみたいです、お店。よく読んでみると「こんな症状が治ります」とあってその下に、「偏頭痛、疲れ、…猫背」。ん!? 猫背って! シメさんの猫背が直るって、いいことなのか…。細かく心配。皆さん、モンテセラピーこれから来るみたいなので、いっちょ波に乗ってみませんか。

☆三択クイズ
・これがまた、「紫苑のファンなら分かるはず!」とばかりに難問奇問の連続で歯が立たないのよ。例えば、「紫苑ゆうが最近、結婚する夢を見たスポーツ選手は? 1. イチロー、2. 新庄くん、3. ナカタ」…分かるかい!! でも慣れてきたのか、何となく分かるかも、という問題もありますね。「ケータイメールの着メロは?」などは正解率が高かったです。昨年多数出題された、何にでも名前をつける紫苑ゆうが、○○につけた名前は? 系の問題も、だんだん要領分かってきたもんね。ベンツが「ベン様」とか。
・「紫苑ゆうが、いちばん最近読んだ本は?」の正解は「東京タワー」(リリー・フランキー)。お母さんが亡くなるお話なので、ものすごい感情移入して大泣きし、顔が土偶のように(←アキレス腱切った際に使われた表現です)なってしまい、翌日※※※※(本人の名誉のため伏せます)。お母様が亡くなられたときの年齢を過ぎて、改めて自分は両親から愛を注がれて育ったのだと感じているそうです。前の報告にも書いたけど、そういう育ち方をしたからこそ、周りからもらった愛をまた周囲の人に配ることができて、こちらもその愛を配らなくちゃ、という気にさせられてしまうんだろうなあ。

それにしても、シメさんの相変わらずの読書量には驚かされます。3択に入っていた残りの2作、細かく覚えてないけど両方とも2冊完結モノだった気が。しかも宝塚ともバリ島とも関係のない本。現役時代から、出演作品に関連して読んだ本は? と振ると、ものすごい数のリストが出てきていたけど、忙しく体を動かす毎日ながら、いろんなジャンルのものを積極的に読んでるんですね。映画やDVDもかなり消化しておられるご様子で、頭が下がります。因みに最近見たDVDが「有頂天ホテル」で、理由が「西田敏行さん、大好きなの~!」というのもビックリでした。次回は歌編をお届けします。

<その他の記事>
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遠くにいても…再会レポート1 [紫苑ゆう「再会」パートXまで]

初期のころの「再会」でのこと。終盤近く、シメさんが「また来年もお会いしましょう」みたいな話を始めたとき、ちょっと困ったような顔をした。「でも分からないんですよね、舞台にも立ってなくて、芸能活動もしてなくて、学校の先生やってるだけの一般人に、そんなに皆さん会いたいんですか?」「(フンフンと頷く客席)」「ん~、分からない…」「???(何が疑問なのか、分からない客席)」言われてみると、いくら元宝塚のスターだからって、現在では一般人になっちゃった人に会うために、数か月前からドキドキワクワクして、ホテルを取って新幹線を予約して、おしゃれして集まってくる私たちって、実は相当ヘンなのかもしれない…。実際、何が楽しくて会いに行くのかなんて、考えたこともなかった。ファン活動に燃えまくっていたあのころの、旧きよき時代の思い出に浸りに行っているだけなのかもしれないし、「やっぱり今の現役さんより、シメさんよね~」という認識を共有しに行くのかもしれないし、実はあまり清潔な動機ではないような気がすることもある。
でもやっぱり、シメさんの姿を見て、歌を聴いて、近況報告に耳を傾けて、同じ時間を過ごすだけで、私たちはとってもとっても幸せになれるのだ。何年たっても「会いたい」と思わせるだけのミリョクを持った人だし、会えばすんごく楽しいし、今でもスターのオーラをガンガン出してるし、それでいて今の生き方をめいっぱい楽しんでるし、一般人としても、人生の少し前を歩いている大人の女性としても、お手本にしたいしずっと見ていたい人。

自称「冷やかし」で宝塚の舞台を再び観るようになって、宝塚のファンは本当に暖かいな、と痛感することが多い。縁もゆかりもない、ふつうの女の子が、だんだんに舞台の上で成長していく姿を、あたかも肉親のことであるかのように見守るファン。役がつけば泣き、トップになれば泣き、これでサヨナラだと思うと泣けてくる。当のジェンヌはさぞびっくりすることだろう。ただがむしゃらに、毎日がんばってるだけなのに、家を一歩出たところから追っかけてくれる人がいる。がんばって、って言ってくれる。自分のために泣いてくれる人がいる。こんな世界が、ほかにあるだろうか。
「私がこんなに愛されているのは、宝塚が素晴らしいところだから」とシメさんは繰り返して言う。イヤ、シメさんが素晴らしいからです、と私たちはすかさず返すけれど、最近やっとその意味するところが分かってきたような。時代が変わっても絶えることのないアツいファン。その眼差しに応える生徒。役者も観客もスタッフも、皆が引き込まれ夢中になってしまうシステム(まあ不平不満もありますけどね…)。
最近はシメさんも、「再会」に人がドカドカ集まることを、素直に嬉しいと思えるようになったのだという。実は私たちの知らない葛藤とかあったのかもしれないけれど。現役時代のいろいろを、苦労や辛かったことまで手放しで肯定してくれる人がいること、一般人になってからの自分にも会いたいと思ってくれて、それぞれの一年を抱えて集まってくれる人がいること。そんな人たちの愛を受け留めようって、思ってもらえたのかな。シメさんの魅力って、愛されキャラであること以上に、他人からの愛をきちんと受け取れることじゃないかと思う。ちゃんと「あなたからの想いを受け取りました」っていうサインが伝わってくるもん。だからこそ、その愛を周りの人に配るのも自然にできるし。
「再会」でシメさんに会えるのはそんなこんなで嬉しいことだけれど、会えなくても(実際に「再会」が始まる前の5年間もそうだった)寂しいだけで不安はない。「私はこれからずっと幸せです、そして皆さんの幸せを、遠くにいても祈っています」と言った退団の挨拶が、心からのものだと信じられるからだ。会えなくても、シメさんはシメさんらしく、自分の選ぶ道を行くし、今日もどこかで幸せに笑ってるのが分かる。

…と、レポート1は実際のシメさんが登場しないまま終了。次は近況報告編です。

<その他の記事>
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速報ともいえない速報 [紫苑ゆう「再会」パートXまで]

どどど、どうしよう。もう「再会」報告アップしてるブログが幾つかある…
やはり「のぞみ」最終で帰京するとこのへんのタイムラグがね。
って、別に誰にも頼まれてないんだけど。
詳しいことはたぶん記事3本ぶんくらいになると思うので、パッと感じたこと数件。

☆シメさんってまるで、宝塚の男役みたい!!
「まるで」って…
「みたい」って…
スラッとしてて、脚は長くて、金髪リーゼントで、歩き方も手の出し方も、むちゃくちゃかっこよかった!!!

☆いい歌が多かった!!
・ずっと聞きたかった「黒バラ」。「悲鳴が聞こえちゃった。頑張って歌っちゃいます」とのことでしたが、この悲鳴は私です(白状)。感激のあまり、我ながらすごい声出しました
・「最近の世の中の事件を見るにつけ…」との前置きで歌われた「心はいつも」。久々にじっくりと歌詞を聞きましたが心に響きます。ご本人もおっしゃるとおり、これはカゲソロで踊ってるイメージが強いです
・初めて聞く2曲。「哀しみのコルドバ」は妙に難しい曲だったけれど情感たっぷりに歌い上げておいででした。「王家に捧ぐ歌」は歌いながら泣いてましたかね? やっぱり宝塚の歌っていいわ。どちらもしんみりするいい曲でした

☆近況報告オモロすぎ!!
・「貴公子」「王子」って最近多用されすぎてません? 「ハンカチ王子」とか聞くたびに反応してるそうです
・ わたるくんのムラ千秋楽の朝、マンションが同じなのをいいことにウチワをもって玄関までお見送りに行った。こうなってくるとただのファンです
・ 携帯メールの着メロは「ネコの鳴き声」。でも客席が食いついたのは、3択クイズの3択めにあった「自分の声で『メールやで』」。だれか配信してください
・ お楽しみ抽選会。相変わらず訳分からんキャラクターものがお好きのようで、今回の景品は「かわいいブタちゃんのストラップと~」…へ? ブタちゃん!? 水を打ったように引ききる客席。すると「きのうソリオ(注:阪急宝塚駅のエキナカ商店街)で包装紙を選んで自分でラッピングしました! 直筆メッセージカード入りです」…おおーっ! ここで客席、一斉にテンションアップ! ソリオで…妙にリアルに光景を妄想する参加者たち。…シメさん、仕切りも上達してきましたね? 翌日、観劇ついでにソリオ内をウロウロした人は私だけではないハズ
・モノマネ。「(春先の東宝ベルばら観劇に)シギ(毬藻えりさん)も誘ったから」という日向薫さんの科白と、「シメってさー、細木○子に似てるよねー」という岸香織さんの科白。モノマネしてたし、シメさん役者だから(そして多芸だから)実はすごい似てたのかもしれないんだけど、本物を聞いたことがないので分からないのでした。残念

はあー、本当に楽しい会でした。何がすごいって、1,000人超えてもアットホームなところ。終わるころには会場全体が一体化しちゃってるし、それでも皆バラバラに我先に握手を! とばかりに手を差し出すし(たまに杉原千畝氏を思い出すことがある…)、もう終わっちゃうのかー寂しいな、と最初に言い出すのはシメさん本人だし。とにかく一年でいちばん短くて濃い90分間です。

とり急ぎ速報でございました。

<その他の記事>
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戻ってきました [紫苑ゆう「再会」パートXまで]

一年ぶりの神戸、満喫して帰ってまいりました!!
まさか神戸で降られるとは…初めての体験でした。
東京もけっこう降ってまして、駅から家まででずぶ濡れに。
予定外ですが髪を洗ってから寝たほうが良さそうです。

それにしても
あ~~楽しかった!!!

現地でお世話になった関係者の皆さま、どうもありがとうございました。
感想は時間の許す限り、なるべく早い段階でアップしたいと思います。


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神戸へ行ってきます [紫苑ゆう「再会」パートXまで]

久々の遠出…わくわく
紫苑ゆうさんの「再会」に参加するため、明日の朝こちらを発って神戸へ行ってきます。
プレゼントも無事に準備できたし、あとはお手紙を仕上げて、元気に「再会」に臨みます。
一泊二日で、日曜には宝塚歌劇のチケットも取れたので、そちらも楽しんできます。

先ほど帰宅し、これから準備です。まだ何も用意してないのだ。
今日は演奏会も聴いてきたし、書きたいこともいろいろありますが、時間が許せば…


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嬉しい悩み [紫苑ゆう「再会」パートXまで]

年に一度の「再会」まで、あと10日となりました…ワクワク
チケットが届くと、当日シメさんに渡すプレゼントを何にするか、悩む日々が始まります。何しろ1,200人ものファンがプレゼントを贈るので、お邪魔になってしまっても申し訳ないし、あわよくばインパクトの残るものにしたいし、ファンとして背伸びしたくないから自分の身の丈にあったもの、かつシメさんの好みに合うものがいいし、などなどと、毎年けっこう悩みます。
因みに、まだ学生だった第1回(2000年)は、自分の稼いだお金でプレゼントを渡したいから、と手紙オンリーでプレゼントはなし。失業中だった2001年は、退職記念とか銘打って出掛けたカナダ旅行(9.11の2か月後にカナダ…)で、辞めた会社の現地スタッフに教えてもらった、カナダ名物アイスワイン。そのあとちょっとしたブームが来たので誇らしかったけれど、果たしてお口に合ったのかどうか。その後はなるべくかさばらなくて突飛な、でもさりげなくセンスのあるものを心がけています。今年は…、マジにまだ決まってません。先日、渋谷でドイツの雑貨を売っているお店を見つけたので、クリスマス関連のものなど買おうかな。
もうひとつ悩むのは、手紙。なにせ年に一度となると妙に緊張してしまって、レターセットを選ぶだけでたっぷり30分くらいかかる。書くことが多いので(書いていると長くなる性格だし)、今年は色気のないB5サイズにしてしまいました。その代わり、たぶん誰ともかぶってないと思う。自信ありです。以前は元気に夜行バスで神戸まで行って、「再会」スタートまでの時間を使って書き上げていたのですが、最近はそんな体力もないので(新幹線利用です)、早めに書き始めないと。

いっぽうシメさんも秋になると、構成や衣装(最近は劇団の衣装部で新調する気合いの入りよう)、選曲などを考える日々なのだそうです。最初のころは本気で悩んでいたものの、このごろはそんな日々が却って楽しくなってきたとか。「愛する人達にお会いするのに、何を気負う必要があるでしょう、ねえ」(公式サイトに掲載されたご本人のコメント)だって。確かに、そうですね。参加するこちらも、「年にたった一度~!!!」という悲愴感に似た空回りな気負いがだんだんに抜けてきて、落ち着きが出てきたような。「定例会」みたいなね。だからといって緊張感がなかったり中だるみしたりするわけじゃないんだけど。

そんなこんなで、私の嬉しく悩ましい日々は、もうしばらく続くのでした。あ、何着てこうかな…


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今年もこの季節が [紫苑ゆう「再会」パートXまで]

11月のはじめ、一枚のチケットが届く。白地に金の箔押しで印刷されたチケットの半券に自分の名前を書き込むと、今年もこの季節がやって来たのかとしみじみする。
「Legend of Shion ―再会パートⅦ―」と銘打たれたこのイベントは、元宝塚歌劇団星組トップ・紫苑ゆうさん(シメさん)が年に一度だけファンと一堂に会し、歌って語ってくださるという、いわゆるファンイベント。2000年のクリスマスに始まったこの企画も、今年でかれこれ7年め。おかげさまで毎年欠かさず参加させていただいている。
紫苑ゆうさんは94年12月に宝塚を退団して以来、舞台に乗ったりテレビに出たりといった芸能活動を全くしていない。後進の指導のために宝塚音楽学校の非常勤講師をしていて、現在では劇団員の個人レッスンも担当している。同時に老人福祉のお仕事にも携わったりと、まさに全く新しい人生を歩いている。何回か「音楽学校講師」として、テレビや雑誌に登場したけれど、パブリックにお見かけすることは殆どなくなっている。
それでもいまだにファンがいて、それどころか在団中のビデオを見てあとからファンになったような人までいて、イベントには毎年1,200人あまりの参加者がある。今でこそ宝塚のOGがファンイベントをするようになってきたけれど、元祖はこの人だし、規模からいっても内容の充実ぶりからいっても、この人の右に出る人はいないんじゃないかと思う。

現役時代、「正統派宝塚スター」「伝説の男役」といわれていたシメさんは、男役OGが次々に女優に転身する中(お嫁さんになった人もいるというのに)、いまだに男役。たまの目撃情報も常に、細身のパンツに金髪、完璧で隙のない男役のまま。そろそろいい年齢だろうに、うっとりしてしまうようなお姿なのだ。
でも、彼女の魅力はそれだけではない。前世やオーラの鑑定をしてもらった際、以前の仕事(宝塚のスター)よりも現在の仕事(宝塚の先生)のほうがあなたには天職です、と言われ、何だかすごく嬉しかった、と報告されているように、スターだった過去を引きずるのではなくて、先生という仕事を得て今まさに輝いている人。どんなこともピュアに、かつポジティブに捉えて、前向きに対応していく人。毎日が楽しくて仕方がない、世界に興味の対象が尽きない、天衣無縫で子供みたいな部分と、宝塚というユニークな芸能を大切に守り、次の世代に伝えていくという自分にしかできない使命にコツコツ向き合う大人な部分が絶妙なバランスで共存する、不思議な人。他人からの愛情を受け取るという、簡単なようでものすごく難しい行為をとってもさりげなくできる人。そしてその愛情を、自分の能力を最大限に活かして周りの人に返せる人。

年に一度、そんな彼女の近況報告を聞きに行くのを、私はいつも楽しみにしている。毎年何か新しいことに挑戦していて、その感想を聞かせてくれるし、今でも宝塚が好き、という感情も、それこそ過去にこだわるのでも情緒的になるのでもなく、宝塚歌劇を取り巻くいろんな要素を全部ひっくるめて、自分の問題として、愛し慈しみ、盛り立てていこうとしている様子が伝わってきて心地いい。元気をもらうし、こちらも頑張らなくてはと励まされて帰ってくる。
お話もそうだけれど、年を経てますます深みを増す歌声を聴くのも楽しい。皆が夢中になってオペラグラスを使っているあいだ、私は目を閉じて聴いている。ことばをかみ締めるように、野太い確かな声音で歌う、宝塚の名曲たち。語りかけるような曲も、歌い上げる曲も、彼女の手にかかると魔法にかかったみたいにキラキラと輝いて聞こえる。第一線を離れて12年もたつのに、きっちりと歌いこまれ、準備されているのを感じる。どんなに忙しくても期日までにキッチリと歌を覚えてきた、という現役時代のエピソードを思い出す。やっぱり何に対しても前向きに対応する人なんだ…
一緒にダンスするコーナーやデュエット曲、三択クイズなんかも用意されていて、90分間の「再会」はいつもあっという間に終わってしまう。次の一年間、頑張っても余りあるくらいの元気と愛情をもらって、私たちは会場をあとにする。翌日シメさんは、1,200人の参加者から受け取った手紙に目を通して、それぞれの過ごした一年間に思いを馳せるのだという。皆が、それぞれの一年間を背負って、楽しかったことや、どうにもならなかったことなんかを背負って、年に一度そこに集う。シメさんもファンからの想いを受け取って、それからの一年間の燃料にするのだという。ファンになったころは、こんな日が来るだなんて夢にも思わなかった。スターからは夢をもらうだけだと思っていたのに。お互いの存在を励みにし合いながら、次の一年を過ごす今のファン生活、私はとても気に入っている。

今年の「再会」は11月25日(土)。神戸オークラにて。終了後またご報告します。


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今日は記念日 [紫苑ゆう「再会」パートXまで]

8月7日。個人的にかなり盛り上がる記念日です。中学1年、人生2度めの宝塚体験で、当時星組の2番手だった紫苑ゆうさんにハートを射貫かれた日。
出し物は、神様・小原弘稔先生による「メイフラワー」「宝塚レビュー90」の2本立て。今考えると、なんと贅沢な演目だったことでしょう。
シメさん(紫苑ゆうさん)は、お芝居では移民船メイフラワー号の一等航海士の役、気立てのいいヒロインに恋をしてしまって、でも不器用だから上手に気持ちを伝えられなくて結局失恋してしまうという、切ない役どころ。仕事の腕は確かって感じの雰囲気がまた、たまらなかった~。音楽も装置も衣装もよくて、すごく楽しめる作品で、これをきっかけに宝塚にばりばりとはまっていった気がします。
ショーがまた!! きらびやかで、当時の「濃い」星組の魅力が満載。鏡とか、シャンデリアとか、場面ごとにテーマカラーの変わるセンスのいい衣装とか、元気のいい音楽とか、隅から隅まで楽しめる作品でした。ベルベットの衣装を着たシメさんが後ろ向きでセリ上がってきて、前奏の途中でクルッと振り向いて歌いだす終盤の一場面、リーゼントで決まった後頭部に、またまた惚れてしまったの…
因みに当時、向学心旺盛だったのか何なのか、学習塾の夏期講習など通っていたのですが、大満足&うっとりモードで翌日、塾へ行ってみると、先生方から「きのう、どうしたの?」と質問攻めに。「きのう…。授業、あったんだっけ」
この日から、私の、何でもかんでも宝塚・星組・シメさんに引っ張られる日々が始まったのでした。お小遣いはことごとくチケット代に消え、レターセットを選ぶときは星の柄、進路選択もシメさんのドイツ好きに引きずられて独文学、…と、すっかりハマッてた。

時は流れて1994年12月、紫苑ゆうさん退団の日。またこれが本人のすごいテンションに引っ張られて、かつてなくテンション高い日々を過ごしており、サヨナラ公演の千秋楽まで熱く熱く燃え尽きるわ!! と鼻息も荒く、勉強も部活も120%くらいのパワーでこなしていたのでした。
とにかくハンパない盛り上がりだったのです。退団直前の劇団イベント・運動会は「シメさんに始まりシメさんに終わった、シメさんのための大会」と呼ばれ、「シメさんにトロフィーを」の掛け声のもと星組生がスポ根で駆け回って大熱戦の末に星組が圧倒的優勝をもぎ取ったし、そのあとのバウ・リサイタルは、内容充実→客席ノリノリ→アドリブ充実→客席拍手喝采→歌も芝居も踊りも最大級のボルテージ→客席もアゲアゲ→…という相乗効果で、とにかく収拾のつかないステージになっており、それに続く東京公演も、紫苑ゆうのために書き下ろされた「熱愛のボレロ」(歌詞は赤面モノなのに、感動で泣きながら聴いていた)、東京公演で新たに相手役・アヤちゃんのカゲソロが加わった「Golden Days」、オケのドラマーさんも大はしゃぎだった「シボネー」、ダンスがギリギリだった「テンプテーション」などなど…
で、千秋楽の日、早朝から当日券の抽選に並び、外れたので入り待ち・出待ちに並び、特設スピーカーから聞こえてくるサヨナラショーの音楽に聴き入り(大雨で、しかもめちゃくちゃ寒かったのに、全曲口ずさんでた私。テンション高すぎです)、記者会見後、劇場の2階から身を乗り出してこちらへ投げチューをしているシメさんに気付いては大騒ぎし、絶叫しそうなくらい楽しく、熱く千秋楽を終えたのでした。本当に幸せで、充実した日々でした。
8月7日は、そんな充実した日々のスタートした、大切な記念日。そして、あの日に始まった幸せは、いろんな形で今も続いています。

ところで、高校2年生になっていた私は、千秋楽の翌日から気分一新、予備校の冬期講習へ。
と、一緒のクラスにいた友人が一言「きのう、どうしたの?」
…えっっ、まさか。


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