SSブログ

今さら自分探しの旅2013: 1. 旅に出るまで [ドイツ2013]

次こそドイツ以外の国へ行きたいと思う。それなのに、飛行機がフランクフルト空港の滑走路に着陸する振動が身体に伝わってきたとき、早くも確信してしまった。次もドイツへ行くのだろうなと。

私って結局ドイツの何なわけ。ドイツって私にとって何なの。ドイツへ行くたび、楽しくて美味しいドイツを満喫して戻ってくる一方で、自分がただのドイツマニアであり、ドイツ語もドイツに関する知識も中途半端で、好きな割に腹を括ってドイツに移住するほどの胆力もないことを、結局何ほどのものでもない自分を痛感させられる、あの感覚が怖くて、3年に一度と決めていたドイツ行きに、なかなか踏み出せないまま2013年は後半を迎えていました。

2013年秋。ドイツから音楽家のお客様をお迎えし、一緒に音楽したり部屋飲みしたりするうち、「で、いつドイツに来るの」みたいな話になり、じゃあ行ってみようかなという気分がだんだんに育ってゆきました。「遊びにおいで!!」「いつでも歓迎!!」的な科白は、しょ~もないことを難しく考えがちな私にとって、肩の力をフッと抜いてくれる魔法の言葉でした。

冬のドイツなんて寒くて暗くて退屈だろうな。「遊びにおいで」と言ってくださった音楽家さんたちも忙しい時期だからお邪魔だろうな。…などなど不安要素も多くあったものの、今回を逃したら「3年に一度」というマイルールも崩れてしまいそうで、それはすなわちドイツ以外の国へ行く日も遠くなってしまうということで、とにかく手配を進めることで自分を追い込んでみることにしました。

…どうしたのでしょう、この後ろ向きな感じ。


とにかく職場と相談しながら休暇を設定し、以下のミッションを軸に旅程を組み立てていきました。

・ゲーテ・インスティテュートの短期集中(1週間)コースを受講
・せっかく誘っていただいたので、ハノーファーへ遊びに行く
・ケルン再訪
・乗り鉄

ゲーテはフランクフルトで開かれている5日間(月~金)、午前・午後ぶっ通しのコースです。
11月は「再会」などあったので、日程は自動的に12月初旬で固定。授業では「なぜ12月なのか」と聞かれ困ることに。
このコース日程をもとに、前後の週末を旅行にあて、コース終了後の週末にハノーファーへ。
よく考えると(!?)クリスマスマーケットの時期なので、なるべくクリスマスマーケットが有名な町へ行ってみよう。

準備を始めてみると、やはりそれは楽しいものなのでした。
次回へつづく…
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。