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念願の…! [紫苑ゆう祭り2009]

第9回演劇フォーラム 宝塚歌劇 ベルサイユのばら35年をふり返る@東京宝塚劇場

聴いてきました~

冒頭が原作者・理代子先生と演出・植田先生によるトーク。
少女漫画「ベルばら」の誕生と舞台化、その裏話・苦労話。登場人物のキャラクターもプロットも立体的にできていて、舞台化するにも様々な可能性があるという話。多方面からバッシングやら注文やら、さらには縦カールの鬘やブーツも当時は良いのがなくて捜し回ったり、とにかく初演にこぎつけるまでは本当に大変だった。

歴代オスカル役者4人のお話。
大御所・榛名由梨さん、汀夏子さんの水際立ったトーク進行にただただ感激。噂には聞いていましたが初演当時のスターさんは本当にオーラが濃い。一方でコムちゃん(朝海ひかるさん)も、とりとめのない感じがかわいかった…男役が、男として育てられた女性を演じる難しさ、社会での女性の立ち位置が変わるにつれてオスカルという人物の持つ意味が変わっていくこと、でも変わらずに伝えていきたいこと。伝統ある役を受け継いでいく難しさ。

「ベルばら」の話になると頭のネジが数本飛んでしまう紫苑ゆうさん、絶妙に自由かつ支離滅裂なトークが暖かい拍手を誘ってました。先輩後輩と居並んで素の状態で和んだお姿、先日のリサイタルとは違った面を見せていただき、今日もまた癒されました。

最後は現在「ベルばら」上演中の現役生による座談会。
これがまた心許ないトークで。話があっちこっち飛んでハラハラしましたが、でもやっぱり現在進行形で舞台に立ち、「ベルばら」という作品に真っ向勝負で挑んでいる彼女らが説得力では最強だった気がします。空間を掴む演技の大変さ、役を演じて発見したことなど、トークはグダグダでも実感のこもったリアルな話は全てに勝るなあと。

宝塚100年に向けて。諸先輩方の示唆に富んだお話、現役生を含めた登壇者のひたむきな情熱に胸が熱くなりました。私も宝塚の「ベルばら」があって今の自分があると言える一人だし、宝塚の「ベルばら」がとても好きなファンとして、この作品が生まれた奇跡に改めて感謝感激したひとときでした。

でも。
今日いちばんの食いつきポイントは、配布資料にあった紫苑ゆうさんのプロフィールでしょう。
2009-11-11T21_48_23-95ab7.jpg
「オスカル」の前にちゃっかり「念願の」って入れてもらってます。
よかったね、シメさん。
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