巨星墜つ

大浦みずきさんご逝去＝元宝塚トップ

初めて観た宝塚の舞台が、なつめさんがフェルゼンを演じた「ベルサイユのばら」でした。
宝塚の人がどんなことをして、どんなことを考えているのか教えてくれたのが、なつめさんのエッセイでした。
学校の先輩が「おばあちゃんが危篤」と言って学校を休むのを初めて見たのが、なつめさんの退団公演でした。
サヨナラの千秋楽、ご挨拶のあと礼儀正しくお辞儀をしたらスタンドマイクにリーゼントの前髪をぶつけてしまい、
当時としては珍しくテレビの取材が入る中、「ゴツン」という大音響を劇場中に轟かせたなつめさん。

しなやかなダンス、惹きつける芝居、お茶目な笑顔、「ラプソディ・イン・ブルー」そして「心の翼」…
こんな断片的な思い出しかないけれど、大きなものを失ったような気分です。

記事にしてはみたものの。
なんか…まだ実感したくないな…