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じわじわくる… [紫苑ゆうグランデ・アモーレ2012]

ちょうど18年前、1994年12月26日。紫苑ゆう退団公演、東京千秋楽。
土砂降りの中、皆で傘を開き、皆でずぶ濡れになりながら、
スピーカーから流れてくるサヨナラショーの音声を聴いていた…

終演後、記者会見場と思われる劇場2Fの窓から、黒燕尾のシメさんが身を乗り出して、
出待ちスタンバイ中のファンに大きく手を振ってくれた。

忘れもしない。
これから先、どんなにキツいことがあっても、この光景を思い出して乗り切ろうと思った。
根拠もないのに、いつかまたシメさんの男役を客席から観る日が来るという確信がよぎった。
またお手紙を渡せる日が来るから、そのお手紙に良いことをたくさん書けるような、
胸を張って報告できるような生き方を明日からしようと思った。

あの日がファン活動史上最高・最大の幸せな日だと思っていたのに、
今となってはどんどん幸せが上書きされて、現在の幸せ度は想定を超えていて測定できません。


目の前で、本当に至近距離で指の間からこぼれ落ちるように出演機会がこぼれていったこと。
メガヒットミュージカルに成長した「エリザベート」上演史の、自分は外側にいなければならなかったこと。
でも実際やってみると、現役時代にやっていたらうまくできなかったかもしれないと思ったこと。
やっぱり一路さんだからできたのだろうし、自分が演じるのは今がベストだったのかもしれないということ。
プログラムで小池先生が書いてくださったコメントが本当に嬉しくて、あのコメントで全ての荷が降りたこと。
後輩かつトート役の先輩である「トート・ブラザーズ」との濃い交流。ふたりのルキーニとの熱い交流。
一般人とは思えないくらい勉強をし、ここへきて勉強できるって幸せだなと思ったこと。
メイクはちはるちゃん(矢吹翔さん)、衣装は有村先生をご指名だったこと。コンセプトは貴族だったこと。
細かな演出の修正点、こだわった点、こだわらなかった点(爪のグリッターはコンビニコスメ!!)。
そしてお約束、イケコのモノマネ!! いや~楽しかった以上にご本人が楽しそうでした。

面白くて、飾らなくて、スッと胸に落ちてくるお話ばかり。日が経つにつれて、じわじわと味わいが増しています。
あまり考えたことなかったのですが、改めて大変な人のファンを名乗らせていただいているのだなと思います。
名乗って恥ずかしくないファンでいたいなと、久しぶりにマジモードで思いました。
次のお手紙にも良いことをたくさん書けるような生き方をしたい。


東京へ戻る新幹線、私にしては珍しく「あら素敵」と思う男性を目撃したのですが、
お連れの女性があり…噂の新婚さんでした。
男性の好みまで同じなのかと、ちょっと面映ゆかったです。お幸せに♪
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