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伝説は永遠に [紫苑ゆう祭り2009]

「私には宝塚しかなかった」
「私には男役しかなかった」
そう言いながら舞台上で泣きじゃくった紫苑ゆうさんが、
私には心底かっこよかった。

辞めたら戻れないのが宝塚。
その美学を自分がいちばん愛しているのに、
戻れないことが苦しくて仕方がない。
それでも「愛」を表現するにはこの形しかなかった…

トップスターではない、生身の人間が、
幾つになっても悩んだり迷ったり、
答えを見つけたりしながら、それでもまっすぐに進もうとする、
その生き様を目の当たりにして、心が震えました。

「愛のある場所であり続けてほしい」
本日の主役が、舞台の真ん中で、下を向いて声を詰まらせてました。

偶然、今日の開演前に手にとった本にこんなフレーズがありました。
「青臭いことを真顔で言う人は、本当に純粋なのだ」
これからのことは分からない。あの細い背中で、どこまでできるのかも。
でも紫苑ゆうはずっとこのまま、愛を語り続けるんだと思う。

この人の今の歌を聴けて、今の芝居を、今のダンスを観られて幸せでした。

…終わっちゃった。
千秋楽は芝居も出来上がってきちゃって痛いほどでした。
演出もスペシャルバージョン、アンコールには紙吹雪まで降ってきたし。

シメさん、深い愛を、新しい伝説をありがとう。
また明日から明るく前向きに頑張れそうです。
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