後からじわじわと

観ているときは「案外、泣かないもんだな…」と思っていたのですが、
日曜、月曜と経つうちに津波のように幸福感が襲ってきて、もうだめです。
朝から出社してますが、頭を動かさずに片付く業務をやっとこなしている状態、
折に触れて様々な場面がフラッシュバックし、そのたびにため息…
こんな精神状態で大学受験勉強していたなんて、高校時代の自分を心底尊敬してしまう。

今だから言いますが、実は土曜日は1列目で観せていただいてしまったのです。
現役時代でもそんな体験したことなかったのに。あれ、罰ゲームに近いですね。
幕が上がる前から最後のスタンディングまで心臓バクバクしっぱなし。
特に歌メドレーは、全部自分に向けて歌っていただいているような気分（おバカ…）、
「今、目が合ったかも!?」っていうおめでたい気分もたっぷり味わうことができました。

それに…
装置。特に2部のキラキラ階段。
衣装。特に歌メドレーの、真ん中にシルバーのスパンが通った白いインナーと紫のジャケット。
影コーラスのみなさん。キザキザ黒エンビのダンス。主題歌。
たった5日間8公演のために、ここまでしていただいて…本当に感慨無量です。
これが紫苑ゆうさんの言う「愛」「宝塚って素晴らしいところ」なのか、とじんわり実感し、
今になって涙が出そうになってます。

幸運なことに千秋楽は昼夜とも観られることになりました。
体力的に（精神的にも）かなりハードですが、心のままに楽しみ切りたいと思います。