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おめでとう!! [合唱]

いいお天気になった土曜日、サークルで同期だった友人の結婚式に出てきました。オルガンのほうも前日けっこう早い段階で光が見え、これならいけるかな、という感じで当日を迎えました。友人(花嫁)のお父様が聖歌隊歴が長いとのことで、百戦錬磨って感じのご指導でリハーサルからすごい気合の入りよう。でもおかげさまで和やかに楽しく弾くことができました。

学生時代、オルガニストをしていたときにもよく言われましたが、典礼(礼拝儀式)におけるオルガニストは単なる伴奏者ではなく、司式司祭(神父さん)とともに儀式の空気をつくるというか、参列者を祈りに導いたり、儀式のもつメッセージの理解を助けたりする、けっこう重要な役割を持っています。コンサートなどとはまた違った緊張感がありますね。いざ式が始まってしまうと、自分で判断しないといけないことがけっこうあったり、オルガンの音色ひとつで場の雰囲気が左右されてしまったり、曲が弾けること以上のものを要求される、侮れないお仕事だったりします。その代わり、オルガンを弾いた思い出って鮮烈に残るもので、そういう意味では結婚式を始め、本当にいろいろと貴重な場面でオルガンを弾かせていただいた気がします。
今回の司式をしてくださった神父さんも、終生誓願(一生この世界で生きていきます、という誓願)の記念ミサでオルガンを弾かせていただきました。聖堂のいちばん後方でオルガンに向かっていたために、終生誓願式がどんな儀式だったのかよく知らないんですけどね。そしてこの神父さんはウチの大学の教員でもあります。そう、ウチの大学では、お世話になった先生(神父さん)に結婚式を挙げていただくことができるのです。今回はお説教にて、新婦が在学中にこの先生の授業で提出したというレポートの内容が暴露される、なんてハプニングもありました。アットホームというか油断も隙もないというか(終わってから彼女のお母様が先生に、「うちの子、ちゃんと勉強してたんでしょうか?」なんて三者面談ばりに食ってかかってたのも、本気かギャグか分からなくて可笑しかった)。

暖かくていい式でした。懐かしい同期や後輩とも一緒に歌えて嬉しかった。教会の暦では翌日から、クリスマスを待つ待降節がスタートします。一日早いですが、新郎新婦の退場後にアドリブで一曲、待降節の曲をオルガンで披露しちゃいました。通称「天露」ってやつです。だって何だか嬉しかったんだも~ん。
新郎新婦のお二人、ご家族ご親族の皆さま、おめでとうございました。今回はオルガンご指名いただきありがとう。末永くお幸せに。


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shoko

このたびは大役を引き受けてくださって本当にありがとう!
さすが機転の利くhilde-nanaちゃんがオルガニストで本当によかったです。おかげで安心して式を終えることができました。

母がそんなことを神父様にお話していたとは…知らなかった(苦笑)。あのあと、神父様からは学生時代に提出したレポートは受け取りました。

改めて、どうもありがとう!
by shoko (2006-12-04 20:54) 

hilde_nana_

shokoちゃん:
おっ、社会復帰したね! 改めておめでとうございました。そしておつかれさま。
花嫁姿、美しかったです。撮影した写真は別途…
N神父様の司式で結婚式は初体験だったんだけど、親切で和やかでいい式だったね。レポートも戻ってきてよかった(笑)
クリスマスを前に、現実社会は寒い日が続いてます(気付かないか!?)、お疲れが出て、カゼなどひきませんように。しばらくは幸せに浸っててください。
楽しく演奏できて、思い出がまた一つ増えました。
よいクリスマスを!!
by hilde_nana_ (2006-12-04 23:00) 

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