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上を向いて笑おう [紫苑ゆうアニバーサリー2014]

旧・東京宝塚劇場の上層階ロビーにある窓から、最後の記者会見に臨む紫苑ゆうさんが、外で楽屋出を待つファンに向かって、身を乗り出して手を振り、投げチューをしてくれた。20年前の今日、雨の日。立ち尽くして、その方角を見上げていた。

「もう舞台には立たない」と宣言していたから、これが最後の思い出。これから先、苦しいことがあったら顔をこの角度に上げよう、そしてこの光景を思い出そう。本気でそう思っていた。

思い出をつくれる最後の日だと思っていた。ゴールが決まったからには、その期間の思い出だけで残りの人生もずっと力をもらえるように、濃厚で美しい思い出だけをたくさん積み重ねよう。10年後、20年後に振り返って笑えるような日々にしよう。

担任の先生が「何があったの」と驚くくらい学校の成績もぐんぐん伸びたし、顧問の先生が引くくらい部活にも熱中したし、毎日とにかく何をしていても幸せだった。



笑わなくちゃ、乗り越えなくちゃ、と思う局面には今でも、顔を斜め上に向けてあの光景を思い出します。
20年たった今でも、あの日のあの瞬間と、全力で駆け抜けた日々が自分を励ましてくれます。
最高に美しい思い出をもらいました。


そして、そこからの20年間も、(悩ましくも)最高に幸せなファン人生を与えてもらいました。

歳を重ねて自分も周りの環境も変わる中で、あの駆け抜けた日々の思い出と、毎年の「再会」と、折り重なるように起こる奇跡の数々がどれだけ励みになったことか。入り待ちしたり場所取りしたり、泣いたり爆笑したり、新たな欲が出てきてしまったり。

どんな趣味を持つよりもぶっちぎりで幸せでした。
どんな言葉を尽くしても表現しきれません。
紫苑ゆうさんのファンやってて本当に良かったです。



今日も紫苑ゆうさんが幸せでありますように。

そして、これから卒業を迎える生徒さんとそのファンの方々にも、最高に美しい物語が紡がれますように。
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