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年忘れ 2013年11月の読書記録 [読書]

ドイツ行く前に更新したと思ったんだけどな…ギリギリの更新となります11月分。
年末にかけてイベントを多く詰め込んだため、11月なんて既に遠い過去になっていますが、
回数を重ねても決して飽きさせない「再会」と、飽きずに楽しめてしまう関西行き、
旅のお供はジブリとEUでした。移動中の車内でひとりフムフムと頷くことの多い読書でした。
キングの「ドーム」は読み応えあったな~まさにエンタメでした。

読んだ本の数: 6冊
読んだページ数: 2,218ページ

アンダー・ザ・ドーム 3 (文春文庫)アンダー・ザ・ドーム 3(文春文庫)
やっと続きが読める…助かった。そろそろ形勢逆転か、と微かに期待するとことごとく裏切られ、事態はじりじりと良くないほうへ。アクセル踏みっぱなしというのはこのことだったのか。悪役に限らず登場人物が揃いも揃って身勝手で、何が起こるか予測がつかない物語の引力というか吸引力にやられっぱなし。久々に結末が全く想像できないまま最終巻へ
読了日:11月10日 著者:スティーヴンキング


アンダー・ザ・ドーム 4 (文春文庫)アンダー・ザ・ドーム 4(文春文庫)
完全に予想外の結末だったものの、よくよく考えれば伏線はあったし、可能性として考えないでもなかった。「いやまさかね…」と思っていたのだった。非科学的な終わり方も、完全な善人が登場しないのも、なんだかんだ生命賛歌っぽく終わるのも、キングらしいしアメリカっぽい。スプラッタで、言ってはいけない言葉満載で、楽しかったと言い切って良いのか分からないけれど、でもとにかくアクセル踏みっぱなしのドライブを堪能。実写版も見てみたいな~/初版本だから仕方ないかもしれないが、重版する際には校正校閲を再度かけた方が良いと思う
読了日:11月12日 著者:スティーヴンキング


蜩ノ記 (祥伝社文庫)蜩ノ記(祥伝社文庫)
キング作品の直後に読んだからか、良い人ばかりがどっさり出てくることに馴染めないまま読了。物語としては中盤あたりから続きが気になってグイグイ読み進んだ。割と訴えたいことが直球で伝わってくるし自然以外の風景描写もさすが。でも時代小説としてはなんかいろいろ既視感…もっとアクの強い作品をこの人で読んでみたい
読了日:11月14日 著者:葉室麟


1995年 (ちくま新書)1995年(ちくま新書)
不穏でカオスなニュースが増え始めたのはこの年だったのではないかと思う。その前の年までがどうだったか思い出せないくらいに印象的な年。起こった出来事が前例のないことだった以上に、それらニュースの扱われ方もこの辺から変わっていったように思う。情報を受け取る側のリテラシーが追い付かないまま、状況だけがここから加速し続けていることが、様々な分野の1995年を横断的に見返すと良く分かる。ページ数の割に盛りだくさん、適度にミーハーで力みのない書きぶりで面白かった
読了日:11月19日 著者:速水健朗


風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡 (文春ジブリ文庫)風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡(文春ジブリ文庫)
宮崎作品の全てをよく知っているわけではないものの、個別の作品がそれぞれ違った意味を持ち、かつ作品どうしが連続性を持って繋がっているのが分かって興味深かった。難しいことを考えたり強いプロ意識を覗かせたりもするものの、読み終えて思うのはやっぱり宮崎駿も人の子なんだなということ。すごい才能とバイタリティを感じるけど、根っこにあるものは小市民のそれなのだという気がして安心した
読了日:11月24日 著者:宮崎駿


EU崩壊 (新潮新書)EU崩壊(新潮新書)
ほぼユーロの話。経済・財政がらみの話はコンパクトにまとめられていたけれど、「崩壊」についてはイマイチ説得力ないなあ。理念はあっても参加各国の利害がどうしても絡んでしまう欧州連合。微妙な時期に差し掛かっていることは確かなのかも。で、ここから我々は何を学ぶのか
読了日:11月30日 著者:木村正人


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