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2013年10月の読書記録 [読書]

記念すべき500件目の日記。
何か特別なことを書いた方が良いかなと思ってあれこれ考えましたが、いつもどおりの読書記録で。

2006年から細々と綴ってきた日記ですが、過去の記事は自分でも読み返すのが恥ずかしいですね。
でもそれなりに全力投球したり悩んだり、音楽に救われたりドイツ堪能したり、そして紫苑ゆうさんに振り回してもらったり。
不特定多数に公開するってどうなんだろうなと思いながら始めたと記憶していますが、
ゆる~く発信しつつ(PVは現状350,000をちょっと超えたくらいです)自分用の記録としてもまあやってて良かったなと。


10月はやはり読書の秋ですね。書店をうろうろするのが楽しい季節でした。
文庫化を待っていた有川浩の新作、キングの長編、北村薫の久々の新潮文庫。
いずれも平積みからピックアップするのは気分が良かったです。

読んだ本の数: 6冊
読んだページ数: 2,297ページ

新聞記者 現代史を記録する (ちくまプリマー新書)新聞記者 現代史を記録する(ちくまプリマー新書)
新聞記者の実体験を通して現代史を振り返る。プリマー新書らしく読み進みやすいていねいなつくり。デリケートなトピックも取材の経緯を含め誠意の伝わる書かれ方でひっかかりなく読める。少し若い世代に向けて書かれたものだからか、「国鉄はJRの前身」のような記述や東西ベルリンについての説明など、自分が見聞きしたことのある事物も改めて説明してあったのが何だか時代を感じました
読了日:10月1日 著者:若宮啓文


ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)ヒア・カムズ・ザ・サン(新潮文庫)
普段の有川作品とテンションが違って最初は「もしや書かされた仕事か…」まで思ったけれど、最後まで読んで作者の書きたかったことが分かりました。またもや難しいテーマがするすると入りやすく、心地良く泣ける物語になっていてさすが。本当に何でも書ける作家だなあ
読了日:10月2日 著者:有川浩


動物農場: 付「G・オーウェルをめぐって」開高健 (ちくま文庫)動物農場: 付「G・オーウェルをめぐって」開高健(ちくま文庫)
後半に収録された開高さんのエッセイが難しかった。ページ全体がグレーの四角って久々の光景で、こういう骨のある文体から逃げていたのだと痛感。本編の「動物農場」は、おとぎ話であることに慣れるまでに時間がかかり、おとぎ話だからこそ面白おかしく書かれていて却ってぞっとした。ナポレオンがパリをつくったというフレーズと、その思想がオーウェルの著作と並列に語られているところが目から鱗
読了日:10月9日 著者:ジョージ・オーウェル


アンダー・ザ・ドーム 1 (文春文庫)アンダー・ザ・ドーム 1(文春文庫)
久々のキング作品で忘れてた、けっこうグロテスクな表現が出てくるんだった。登場人物がことごとく聞き分けのないキャラばかりで、でもだからこそ続きが楽しみです。どうなってゆくのでしょう…
読了日:10月15日 著者:スティーヴンキング


アンダー・ザ・ドーム 2 (文春文庫)アンダー・ザ・ドーム 2(文春文庫)
うぅ~きもちわるい。いろいろスプラッタで、どんどん悪いほうへ悪いほうへ展開してゆく。予想の斜め上をゆく展開の不幸さと、それなのに読むのを止められない読者心理をキングに嘲り笑われているような気配も感じつつ、もうこれより悪くならないのかそうでもないのか、来月発売の後半戦が待ち遠しくなっております
読了日:10月21日 著者:スティーヴンキング


飲めば都 (新潮文庫)飲めば都(新潮文庫)
お酒の話だと思っていたら北村作品には珍しく甘味系要素のある小説でびっくり。お酒の席のようなまったり口調の文体なのに、やはり北村薫の小説は深みがあって暖かくて、読み終わったらしみじみ懐かしい気分になり、初めて北村薫の小説を勧めてくれたあの人に久々に会いたくなりました
読了日:10月30日 著者:北村薫


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