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4月の読書記録 [読書]

悔いのない一日を送ろう

…2011年3月10日付で、友人がブログに綴ったフレーズです。
ちょうど同じようなことを考えていたところでした。遅ればせながら2011年のモットーは「毎日を本気で大事にする」にしよう、と自分に言い聞かせていたところだったので、おおなんて偶然、とびっくりしたのでした。
2011年3月11日が遠ざかるにつれて、この言葉を肝に銘じて生きよう、と思うことがますます多くなりました。
2011年3月12日付のブログで私は、本や食器が散乱した部屋から「しっかりせねば」と綴りました。半ば茫然とした意識の奥から自然と絞り出されたこの言葉も同じように、今の自分の指針になっています。

手に取るべくして手に取った本ばかり3冊。書いた人、撮った人の汗や悩みや喜びや、生きてきた時間や考えてきたことや、いろんなものが印刷されて私の手の中にあるんだなあと、妙にしみじみしながら読んだ本たちでした。

読んだ本の数:3冊
読んだページ数:843ページ

旅する力―深夜特急ノート (新潮文庫)旅する力―深夜特急ノート(新潮文庫)
「深夜特急」がバイブルと言われる理由は、ここにも書かれているようにあの本が旅行記ではなく文学作品だったからではないかと思う。単に他人事として羨ましく感じるのではなく、読者の中にある旅への欲求を呼び起こす力が「深夜特急」にはある。「旅する力」というよりむしろ「旅の力」、彷徨がもたらす邂逅や抗い難い旅のパワーについて書かれた本なのでは? と思いつつ読み進んだものの、読み終えてみるとやはり、人が多かれ少なかれ持つ「旅する力」を論じた本になっていて頷きポイントも多かった
読了日:04月28日 著者:沢木 耕太郎

東日本大震災 レンズが震えた  世界のフォトグラファーの決定版写真集 (AERA増刊)東日本大震災 レンズが震えた 世界のフォトグラファーの決定版写真集(AERA増刊)
正直まだ冷静に見られない、見たくない写真ばかりだった。「自分で取材に行くべきだと思った」というカメラマンのコメントと、さすがとしか言いようのない画面の捉え方。自分には何ができるのかと悩んだ時間をせめて忘れずに、しっかり生きなければと背中を押される一冊だった
読了日:04月21日 著者:

県庁おもてなし課県庁おもてなし課
紙が薄いな~というのが第一印象、オーバー450ページのロングラン作品でした。小説としては有川フォーマットのコピーなのに、内容は面白いし相変わらず学ぶべきことや心に響く科白も多く、この人の引き出しの多さには改めて感心。恋愛に関しては…タキちゃんって東京に出てきてほしい人材だから惜しいなと思ってしまった私は誰の味方なのでしょう
読了日:04月20日 著者:有川 浩

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